背景

会計システム市場の動向

各社が提供する会計システムの機能に大きな違いがなくなってきており、それに伴いターゲットとする企業規模の境目があいまいになり選定の判断が難しくなっています。

企業規模によるすみわけが従来はできていたが、現在および今後境界線があいまいに

会計システム選定時の罠

  1. 見えない

    • ベンダーからの情報提供は都合の良いところばかりを並び立て、不都合な部分が見えない
    • 会社・製品ごとの実力が判断できない
  2. 言えない

    • システム化の要望をうまく伝えることができない
    • システム化せずに業務改善を行う部分が特定できない
    • 業務を知らない業者に業務を説明できない
  3. 聞こえない

    • 世の中の客観的な意見が知りたい
    • 他のユーザーの声を知りたい

このような状況を受けて、BBSでは
無料の会計システム診断をご提供しています。

会計システム適合性診断サービスの概要

BBSの会計システム適合性診断サービスはRFIやRFPといった選定プロセスを実施するにあたって、候補となるパッケージ製品をできるだけ自社要件に適合しそうなものに絞って選びたいというニーズに応える診断サービスです。

適切な選定プロセスの第一歩として様々な観点でシステムの絞り込みを行います

診断サービスの流れ

会計システム適合性診断サービスは簡易ヒアリングによって、自社に適した会計システムのタイプを診断します。

1ヒアリングシートへの記入→2記入内容の確認→3診断結果の説明

参考:ヒアリングシート

会計システム再構築の目的や、現在ご利用の会計システムについてヒアリングをさせていただき、貴社に適した会計システムのタイプを診断いたします。

会計システム適合性診断サービスのヒアリングシート、Excel形式とweb形式

会計サービスの比較軸

候補となる製品を絞り込むための多角的な視点で診断いたします。比較軸の代表例をご紹介します。

観点 比較軸
製品コンセプト
  • カスタマイズやアドオンへの対応も見据えた開発ツールや基盤がある
  • 標準導入を前提としたマスタ設定や機能の柔軟性を備えている
カバー範囲
  • 会計領域のみ、あるいは会計を含む管理部門領域がカバー範囲
  • 基幹システム(生産、販売、購買、在庫)まで含む
提供形態
  • オンプレ型
  • SaaS型

一般例

会計システム選定における一般例をご紹介します。

事例1:現行システムがスクラッチ

状況

  • 会計ソリューションの守備範囲外の機能が含まれている
  • ドキュメントが最新化されていない
  • こだわりの機能があるが仕様理解者がいない
  • 「痒い所に手が届く」システムでの業務運用に慣れ親しんでおり他の企業と何が違うのかわからない

解決案

  • いきなりPKG標準機能への業務運用に切り替えはリスクが高いためカスタマイズ・アドオン対応前提の製品を中心に選定を行う
  • カスタマイズ・アドオン対応前提の場合であっても、不要な帳票の整理は行っておいた方がよい
  • 業務理解度の高い導入ベンダーを選ぶ

事例2:現行システムはパッケージだが、カスタマイズ・アドオンがそれなりに多い

状況

  • バージョンアップに予想以上に費用がかかることが判明
  • フロント業務(販売など)との複雑な業務・データ連携が包含されている
  • 狭義な意味での「経理業務」ではない業務と一体となった業務プロセス
  • 管理会計(≒業績管理、予算管理)機能の一部が包含されている

解決案

  • 会計標準導入とアドカス要件の見直し(廃止、切り出し)
  • 業務とシステム機能の再配置
  • 特定業種に特化したテンプレートを有する製品に対する適合性の検証

事例3:その他

状況

  • システムの維持運用コストを削減したい
  • システム運用そのものを外部委託したい

解決案

  • ある程度の仕様追加などを含む、自社運用可能なソリューション
  • BPaaS(BusinessProcess as a Service)可能なソリューション

オプションのご紹介

適合性診断サービス実施後についても、お客様のニーズにあわせたサービスのご提供が可能です。

簡易Fit/Gapサービス

適合性診断によりご提示させて頂いた会計システムタイプの中から、導入サービスがご提供可能な製品をピックアップし、ヒアリング結果をベースに簡易Fit/Gapを実施します。
また、抽出されたGapをすべてアドオンした場合の参考費用をご提示させていただきます。

簡易Fit/Gapサービスの流れ

準備・簡易Fit/Gapの実施→結果のご説明

RFI、RFP選定支援サービス

機能要件に対する実現方法(難易度を含めた実現性)も含め検討し、貴社に最適なシステムの選定を支援します。

ユーザーが各ベンダーのデモにより新システムを選定する場合→提案依頼書(RFP)作成およびベンダー選定支援サービス

作業内容

目標達成に向けた現状の課題(問題)を洗い出し、課題の重要度を整理し、新システム選定を支援します。現状業務の課題確認、新システムへのシステム機能や新規要望などをヒアリングした後、パッケージベンダーへ送付する提案依頼書(RFP)を作成します。期間中、平均して週1~2回貴社をご訪問し、提案依頼書(RFP)をまとめていきます。また、その後パッケージベンダーからの提案書を受け、プレゼンテーションに同席し、各ベンダー/パッケージの評価を実施します。

主要プロセス 1プロジェクト編成→2現状調査→3提案依頼書(FRP)作成→4ベンダー/パッケージ選定