【教育事例】DX人材育成 全社員教育 100人の一歩編

「社内のDX推進のために、人材を育成するぞ!」
そうはいっても、何から始めて良いかがわからずスタート地点で立ち止まってしまう方も多いでしょう。
まっさらな状態からの初めの一歩。
新入社員を対象にDXの体験学習カリキュラムを実施することから始めてみませんか?

このコラムでは、BBSのDX人材育成のための社内研修について紹介します。
もし社員教育にお悩みでしたら、ご参考にしていただければ幸いです。

DXを推進したい! けれど、つまずいてしまう

「よし、我が社でもDXを進めて、業務負荷の削減をめざすぞー!」と拳を突き上げたはいいものの、誰が、いつ、どこで、何をしたらいいのかがわからず、初めの一歩に迷ってしまうという相談をよく受けます。

「DXに強い人材が退職してしまった……残されたメンバーだけでは心許ない」
「もともと抱えている業務があるからDX推進に時間を割けない」
「DXについて知識としては勉強したけれど、実際に使用するイメージが湧かない」

お客様からはそんな声もお聞きします。

DX推進でつまずく主な原因3つ

  1. DX人材の異動・退職
  2. 社員の時間が捻出できない
  3. 知識だけでは業務に応用できない

どうすれば一歩を踏み出せる?

DXを推進するためには、まず人材の確保が重要です。人材を育成することから始めましょう。

育成を始めるとして、まず誰を対象にすれば良いでしょうか?
多くの社員は担当業務があって忙しく、研修のための時間調整が困難です。
BBSでは、新卒・キャリア採用で入社したばかりの社員全員を対象にしました。入社してすぐにDXの体験学習をしてもらうのです。
では、育成にあたって具体的にはどのようなことをすれば良いでしょうか。
まずは、DXに役立つRPAやOCR、AIなどのツールがどのようなものかを知ってもらいましょう。もちろん、知識として習得しても、実際に自分で手を動かして使うことができなければ意味がありません。
そこでBBSでは、ツールの簡単な操作を体験する研修カリキュラムをつくりました。
実際に体験してもらうことで、DXや業務改善のイメージもつきやすくなります。

DX人材育成の第一歩

BBSではDX人材育成の第一歩として、配属前の全新入社員を対象に入門研修を実施しました。

入門研修を実施する際のポイント3つ

  1. 定期開催にすることで日程調整が不要に
  2. 統一教材で実施できるので準備の負荷が軽減される
  3. 応用研修へのステップアップがスムーズ

順番に説明していきましょう。
まず、定期開催について説明します。
BBSでは毎月、月初に入門研修を開催すると決めました。これにより、毎回参加者個々の日程調整をする必要はなくなりました。新卒・キャリア採用で入社したばかりの社員たちは配属される前で調整が必要な業務もないため、先に日付を決めれば、研修の予定を最優先することができます。
また、定期開催であれば、既存の社員も「〇月なら参加できる」と、業務の段取りがつけやすくなります。

次に、統一教材について説明します。
BBSでは、入門研修のゴールを「DXでよく使うツールの特性の理解する」こととしました。
参加者個々の業務内容やスキル、リテラシーに合わせた内容およびレベル感の調整は行わず、全員に同一の教材で同じゴールをめざしてもらいます。
このように“型”をつくってしまうことで、開催者側の準備の負荷が下がり、研修を継続しやすくなります。

最後に、応用研修へのステップアップについて説明します。
入門研修に参加した社員には、配属6カ月後に応用研修の案内をしています。
応用研修では、個々の業務で使える発想法や技術、より難易度の高いツールの使い方などを伝えます。
全対象者が入門レベルの内容は理解しているからこそ、次のステップにも進めるのです。

今回は、DX推進を始めるための最初の一歩の事例として、BBSが行っている入社時研修について紹介しました。
この形式であれば、新卒・キャリア採用ともに、入社時に必ずDXに役立つツールに触れてもらうことができます。
まずはこのようなかたちで、一歩を踏み出してはいかがでしょうか。

なおBBSでは教育・研修に関するサポートの実績もございます。

SPARK研修

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このコラムが皆さんの日常業務の一助となりますように!