WinActor
WinActorには大きく2つのライセンス形態があります。
ノードロックライセンスは広く知られていますが、フローティングライセンスについてはよくわからない……という方もいらっしゃるのでは? フローティングライセンスを活用するとライセンスの効率化につながり、お得にWinActorを利用することができるのです。今回はそのフローティングライセンスを紹介します。
WinActorのライセンス形態には、フローティングライセンス(FLと略記)とノードロックライセンス(NLと略記)の2種類が存在します。
ノードロックライセンスは、WinActorをインストールした端末ごとに購入するライセンスです。端末分だけライセンスを購入します。例えば、端末が3台ある場合は、1台1台は少しずつしかRPAを使わないとしても――例えば、1台当たり1日、それぞれ重複しない時間帯で1時間程度しか使用しない場合だとしてもライセンスを3つ購入する必要があります。
フローティングライセンスは、端末単位ではなく、WinActorを同時実行したい最大の端末数分のライセンスを購入します。そのライセンスはライセンス管理サーバー(※1)上で管理します。例えば、RPA端末が3台ある場合でも、同時に動かすのが最大1台であれば、ライセンスを1つ購入すれば十分です。
フローティングライセンスでは、端末数に縛られずWinActorの利用が可能になるのです!
1 WinActor Floating License ADMIN(FLAと略記)の単体、もしくはFLA機能を内蔵するWinActor Manager on Cloud(WMCと略記)のこと。
■ライセンスの比較
フローティングライセンス(FL) | ノードロックライセンス(NL) | |
---|---|---|
ライセンス単位 | 同時実行数 | 端末数 |
ライセンス金額 | 同時実行数×ライセンス金額+FLA(※2) | 端末数×ライセンス金額 |
2 FLライセンスとFLAの価格は要見積となります。
あくまで概算ですが、FLとFLAを合わせた金額はNLの約1.5倍~2倍になります。(同時に実行するシナリオの本数や環境により変動)
FLはさらに3種類に分類されます。
価格帯もそれぞれ異なり、実行版はフル機能版よりも安価です。
FLはNLより1本当たりの価格が高くなる場合があり、ライセンス管理サーバー(※1)も必要になりますが、ライセンスの効率化という点で非常に優れています。
とくに、以下のような運用をしているお客様は、効率化の余地が大きいです。
それぞれのケースについて解説していきます。
例えば、(1)の場合で開発メンバーが10名いて、人数分のフル機能版ライセンスを購入していたとします。
しかし、全員が全員、シナリオをつねに作成しているでしょうか? ライセンスが使われていない時間も多いのではないでしょうか?
そこで、FLの登場です。同時に開発する人数が3名しかいないのであれば、ライセンスは3つの購入で十分です。ライセンスは端末に縛られないので、各個人の端末で好きな時にWinActorを使うことができます。
FLにすることで、実行版に比べて高価なフル機能版ライセンスを減らすことができます。
(2)の場合も同様の理屈です。同時に稼働している数を調べて、その数だけFLを購入すれば、ライセンス数を減らすことができます。
まとめると、FLは「ある程度RPAの規模が大きくなってきた」「RPAの端末が多くある」「RPAの開発者が複数名いる」といったお客様に非常におすすめです。
今回はフローティングライセンスについて紹介しました。
フローティングライセンスは端末数、ライセンス数が多くなってきたお客様におすすめです。
実際にフローティングライセンスに切り替えることで、どれくらいお得になるのか気になる!というお客様がいらっしゃいましたら、導入実績があるBBSにお気軽にお問い合わせください。