円安の進行、人件費含めた物価の上昇、各国のレギュレーションの運用強化、地政学的なリスクの顕在化などを背景に、グローバル展開されている企業から、「現状の海外拠点をそのまま維持するべきか」「国内への回帰を検討するすべきか」といったお悩みをお聞きするケースが増え、ご相談の数も増えております。
海外事業部長
ASEANで製造拠点を立ち上げてから、すでに20年以上が経過しているのですが、ここ数年は人件費が毎年7%以上アップしています。現状の海外拠点をそのまま維持した方が良いのか、次の国を探した方が良いのか、思い切って国内回帰した方が良いのではないかといった議論が社内で出てきました。
ぶっちー
台湾の大手半導体メーカーが熊本に製造拠点をつくったことを契機に、国内回帰もありかと、同じようなご相談を受けるケースが増えてきております。
海外事業部長
そうですか。どこでつくるのが損益的に良いのかを考えるうえで、変数が多過ぎて、なかなかシミュレーションがうまくできずに頭を悩ませているんですよ。
ぶっちー
まさに、御社が実施されようとしていますデータドリブン経営のためにはプラットフォームづくりが必要ですね。
海外事業部長
DX化の流れのなかで、さまざまな製品が世の中に出てきているようですが、カスタマイズが難しくフィットしなさそうなので、各担当者がExcelで何とか対応している状況です。
ぶっちー
高額なERPパッケージの導入が難しい場合にも、業務効率化&経営高度化を叶えるソリューションを導入しやすい価格帯で弊社では提供しております。製品別、チャネル別、地域別などの詳細な販売計画、実績管理に加えて、為替の影響額分析やシミュレーション、管理会計独自の複数軸での組織体系に沿った集計・分析をご支援した実績もありますので、ぜひ紹介させていただきます。
経営トップからの、「為替が1円動いたらいくら損益影響があるのか」「この製品はグループ連結で見て本当に利益が出ているのか」など、さまざまな切り口でのデータ要望に対して、現場担当者は日々苦労しながらほぼ手作業で対応されているのが実態です。データドリブン経営は、経営意思決定に役立つ正確なデータを適時に入手できるデータ基盤があって初めて成り立つということを経営トップの方にも再認識いただく必要がありますね。